おはこんにちばん。
先日、マイナポイントの申し込みをしていないことに気づき、マイナポイントの概要や申請手順について、少しまとめてみました。
ご参考までに、前回のあらすじはこちら。
お時間も有限なので、ご一読いただけると嬉しいです。
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今回は、その延長で、「マイナンバー制度やマイナンバーカードを保有するメリット/デメリット」をテーマに簡単にまとめてみました。
今後も、日本国としては、マイナンバー制度の普及を着々と推し進めていくと思われますので、今一度、その目的についても簡単に触れたいと思います。
目次
マイナンバー制度とは
すべての国民一人一人に「個人番号(マイナンバー)」が割り振られる制度で、「社会保障」「税金」「災害対策」を主に、個人が同一人物であることを確認/管理するために活用されるもの。
複数の機関が保有する個人情報を、効率的に管理し、活用できるように導入された制度である。
...わかりづらい。笑
つまり、国民一人一人にユニークな番号を割り振ることにより、国として個人を管理しやすくするための制度と解釈しよう。
マイナンバー制度の導入メリット【政府の目線】
一部、総務省の公式ホームページより引用しております。
- 国民の利便性の向上
役所、税務署、社会保険事務所などへの公的書類を入手/提出がしやすくなる。また、社会保障・税関系の申請時に、課税証明書などの添付書類が削減される。 - 行政の効率化
国や地方公共団体の間での個人情報連携が容易になり、情報の照合や転記等に要する時間・労力が大幅に削減され、手続きが正確でスムーズになる。 - 公平・公正な社会の実現
国民の所得状況等が把握しやすくなり、税や社会保障の負担を不当に免れることや不正受給の防止、生活困難者への適切な支援が可能になる。
というのが、政府の言い分です。
実際に、我々のような国民目線から見た時には、どれくらいのメリット/デメリットが存在するのでしょう。
マイナンバー制度のメリット【国民の目線】
- 公的な身分証明書として使える
これは確かに自動車免許なしの方とかには良い(顔付きだし)。 - オンラインでの確定申告に使える
給与所得の場合、会社で年末調整やら対応してもらえるので、あまりメリットにはならなそう。ただ、個人事業主や昨今の働き方(副業/複業)次第では、利用者は増える可能性は高い。 - 一部の公的書類(住民票・印鑑登録証明書など)をコンビニで発行できる
これは確かに良い。わざわざ時間を作って役所に行かずに済むし、何より待ち時間が長すぎて苦痛。 - 市区町村や国の提供するサービスを一元化できる
最近のホットな話題としては、「特別定額給付金」の申請かなと。色々と周辺の課題はあるものの、各種行政サービスをオンラインで手続きできるのは確かに良い。 - 健康保険証の代わりに利用できるようになる ※2021年3月~?
健康保険証をマイナンバーカードですべて代替できるようになるのであれば、確かに良い。転職や退職などで健康保険証を返還するのも面倒だし。また、健康保険情報以外にも、公費負担(医療費助成制度)に関する個人情報も集約されるとのことで、その点はかなり良い。
※公費負担(医療費助成制度)とは
病気の種類や患者の条件によっては、法律に基づいて医療費の全額あるいは一部を国や地方自治体が負担するケースがある。 - その他 ※2021年3月~?
引越し・死亡・相続・雇用保険・口座開設の手続きなどなど。マイナポイントとかも。
う~ん。
このように並べてみると、案外、相応のメリット(恩恵)はあるように思う。
次は、デメリットについても、考えてみる。
マイナンバー制度のデメリット【国民の目線】
- 情報流出のリスクが付きまとう
つまり個人情報漏洩の危険性がある。サイバー攻撃によるものや、国や自治体が必要以上に個人情報を知り得ていることが、不正利用されてしまうのではないかと不安を掻き立てる。 - なりすまし被害のリスクがある
盗難や紛失した場合、運転免許証やクレジットカード、キャッシュカード以上の被害に及び危険性がある。 - 国民のすべての国内財産を正確に把握される可能性がある
これが一番のデメリットであると思う。すべての国民一人一人の個人情報や所得情報(金融資産含む)がすべて正確に把握されてしまうため、総合課税が導入される可能性がある。 - 国に監視されていると考えると、純粋に気持ち悪い
感覚的なものもあるが、すべての行動をマイナンバー(個人番号)に紐付けられてしまうと考えると、ただただ気持ち悪い。そして、不自由であると変に感じてしまう。
う~ん。
言わんとすることは、わかる気がする。
結局、国としてはどうなっていくのか。
今後の動き
現時点で、マイナンバーカードの必要性については、メリット/デメリットを天秤に掛けて作るか作らないかを判断して全く問題ないと思います。
ただ、日本政府としては、「世界最先端デジタル国家創造宣言・官民データ活用推進基本計画」をとりまとめており、具体的に行政サービス100%デジタル化なども目標に掲げられているので、いずれは従わざるを得なくなるのかなぁという印象です。これは私の推測です。
なので、私個人としては、結局、強制的に管理されるようになるのであれば、いっそのこと早い段階でそのメリット(恩恵)を受けておこうという安易な発想です。
まとめ
今回は、前回テーマから派生して、「マイナンバー制度」をテーマにまとめてみました。
改めて考えてみると、国民として利便性が高まり、たくさんのメリットがあるのだなぁと感じる反面、先々の未来を考えると少し恐ろしい世界も、ちらほらと見え隠れしているなぁと感じました。
便利さを追求しすぎて、不便になる。
今は、特に強制とかではないので、今後マイナンバーを取得されるご予定の方や特に深く考えず取得された方々にとっては、少しでも頭の整理にお使い頂けると嬉しいです。
マイナンバーカードの活用については、今後も粛々と国が推し進めていく分野かと思われますので、今一度ご理解深めて頂けると幸いです。
使えるものは使って、普段の生活にも、積極的に活かしていきましょう!