※2024年4月11日に更新
これまで医療機関やマーケティング会社を対象に、15年程、SaaS営業に従事してまいりました。リーダー、マネージャー、営業部長と、現場から管理職まで一通りの営業経験をしており、現在は営業フリーランスとしても活動しております。
以前より一番変わったこととしては、ブログを運営し始めたこと。
営業活動に従事し、担当顧客も増え、安定した数字作りが出来てくると、ふと今の働き方について、満たされない感覚に陥ることありませんか?
また、営業マンに限らず、これまでと同じように業務を続けていくと、どうしてもやりがいを感じなかったり、身が入らないことも多くなるかと思います。
今回は「営業マンにはブログ運営がおすすめな理由。得られる効果と起こる変化」をテーマに、ブログ運営の有用性についてまとめてみました。ブログ運営に関してはまだまだ3ヶ月のペーペーではありますが、お仕事に従事されている方々にとって、かなりの意義を感じているため、おすすめさせていただきます。
目次
- 目次
- いち営業マンがブログ運営を始めたきっかけ
- 営業マンにブログ運営が向いている理由
- 営業マンがブログ運営で得られる効果
- 営業マンがブログを運営する上で大変だと感じるポイント
- ブログを始めてから起こる変化
- まとめ
いち営業マンがブログ運営を始めたきっかけ
- 営業/仕事は時に飽きる
毎月の売上や受注数などの目標を達成しては、新たに目標を追うことの繰り返し。一定期間を超えると成長を感じることもなく、積み重ねている実感も乏しくなってきたため。 - 成長の鈍化を感じる
新しい知識やスキルに対して成長をあまり実感できなくなるため、インプットとアウトプットする機会を強制的に増やすため。 - 会社の給与収入以外の収入源を作りたい
今の会社員としての収入だけではなく、副業にチャレンジしてみようと思ったため。 - 個人事業主としての働き方を経験したい
ブログの良さは、1つの行動に対して、不特定多数の方々へアプローチできることや情報資産として積み上げられること。会社員とは違った働き方を身近で実践できると感じたため。 - 細く長くトライしてみたい
今すぐに結果を出さなきゃならないプレッシャーを抱えたくないため。 - 匿名でできる
会社にもバレず、失敗しても本業に影響を出さずにすぐに中断できるため。
営業マンにブログ運営が向いている理由
- 合間時間や好きな場所で作業ができる
営業マンは移動時間や待ち時間も多く、自ら時間をコントロールしづらいことも多い。そのスキマ時間を有効に活用できる。 - コツコツと積み上げる楽しみが同じ
一度に爆発的な結果を残す営業マンもいるが、営業活動とは地道にコツコツと積み上げていく職業。ブログ運営に関しても、特大ホームランだけに狙いを絞るのではなく、情報資産となりうる記事を積み上げていく点では、かなり似ている。 - 試行錯誤しながら改善を進められる
営業活動において、一度の失敗ですべてダメになるケースは稀で、そこからの改善や対応により、関係性は構築されていくもの。ブログ運営においても、公開した記事で完結するのではなく、少しずつ改善していけばよいため、100%の完成品でなくて良い。 - 売上予算などの明確な期日設定がない
今月中にどうにか受注しなければならない等の圧力がなく、中長期的に物事を進められるため、精神的な負担が少ない。 - 誰かの役に立てる
営業マンとは、結果的に商品を売り込む職業ではあるが、商品を売る根本には、「その人の役に立ちたい/為になりたい」という想いが必要不可欠である。ブログ運営では、その想いや体験談を届けることができる。 - 必要な情報を必要な人に届けることができる
営業マンの場合、どうしても自社商品を中心におすすめするケースが多くなる。ブログ運営の場合、自身が心からおすすめできる商材について、良し悪しを交えて発信できる。
営業マンがブログ運営で得られる効果
- 会話の引き出しが増える
ブログ運営では、継続して記事を書くことが重要。今の自分の知識や体験だけは、いずれネタが尽きてしまうため、自ずとインプット量を増やしていく必要がある。また、読み手に向けた書き方をするためには、自分の中でしっかりと理解する必要があるため、いざ営業現場で同じようなテーマで話すとしても、浅すぎたり薄すぎるようなペラペラの会話になりにくい。 - 伝える力が身につく
口頭で相手に伝える営業活動とは違い、ブログ運営では記事や文章でわかりやすく伝える書き方が必要になる。相手に伝えるためのインプットを意識することになるため、自ずと相手に伝える力が身についていく。話の組み立てやメリット/デメリット、体験談など。 - ライティングスキルが向上する
営業マンにとって、メールのやり取りや提案資料を作成する機会も多いかと思われる。その際、ブログ運営を行うことで、ライティングスキルが向上し、要点をついた書き方や全体構成を鑑みた文章作成が自然とできるようになる。 - ヒトの悩み事について幅広くアンテナを張る意識が芽生える
自社商品を売り込むだけの商品理解や顧客理解だけではなく、相手方の日常生活での悩み事や興味関心についても、深く理解しようとする意識が生まれる。それにより、相手方との関係値を向上させるだけでなく、ブログ記事のネタについても収集できるため、好循環が生まれる。 - WEBマーケティングやSEO等の周辺領域の知識を学べる
自社商品の販売だけではなく、企業として実施しているであろうマーケティング施策や戦略についても、実体験を元に理解が膨らむ。また、わからないことが明確になることで、自身の成長を促す機会が創出される。 - 副業としての可能性や大変さを得られる
ブログ運営を続けるにつれ、情報資産としての積み上げを感じることができる。それにより、副業としての収益予測や、個人事業主の大変さを自分事として体験することができる。また、改めて会社員という優遇されている立場についても、考えるきっかけをくれる。 - 日常が充実し精神的、人間的に豊かになる
ブログを運営すると、日々の業務を淡々とこなす生活とは違い、生活の中で自分自身をコントロールしていく感覚を取り戻すことができる。それにより、充実感や前向きな精神状態となり、今まで以上に有意義な時間を生きているような感覚になれる。
営業マンがブログを運営する上で大変だと感じるポイント
- 数字を気にしがち
営業マンたるもの売上予算や受注件数など、ノルマと言われる目標値を与えられていることがほとんどかと思われる。そのため、無意識に結果を求めてしまうことも多く、ブログ運営において「PV数」や「読者数」などの数字を人一倍気にしてしまう。 - 誘惑が多い
会食やお付き合いなどの誘惑が多く、意識的に自身をコントロールしなければ、ブログ運営のための時間捻出が難しい。短くても、合間時間や時間を決めながら、コツコツと積み上げていくことが大事である。 - 短期的な成果を考えてしまいがち
営業マンたるもの売上や収益に対する意識が高く、自身の行動によりどれくらいの利益をもたらしているかを考えてしまう。ブログ運営は、すぐに一獲千金を狙えるものでもないため、あらかじめ時間がかかることをしっかりと認識しておく必要がある。
ブログを始めてから起こる変化
【本業での変化】
- マーケティング施策の一つとして、潜在顧客の流入促進に向けた記事コンテンツの執筆依頼が個人宛に来る
- 業務改善や平準化などの管理業務が増えた
【副業としての変化】
- 微々たるものだが、給与収入以外の収益を得ることができた
- 収益を得るための仕組みについて、実体験を元に理解する機会ができた
【その他の変化】
- インプット量が増えた(読書する時間や、ネット検索する時間)
- インプットしたことを忘れにくくなった
- 自分や相手の困り事を意識するようになった
- 時間をコントロールできるようになった
- 精神的にも人間的にも豊かになった(なんとなく)
まとめ
今回は、「営業マンとブログ運営がおすすめな理由。得られる効果と起こる変化」をテーマに、ブログ運営の有用性についてまとめてみました。
営業活動や日々のお仕事に従事される中で、ふと今の働き方について、満たされない感覚に陥ることや、どうしてもやりがいを感じないことが出てくるかもしれません。
その場合の一つの対処法として、ブログを始めてみるというのは、いかがでしょうか?
私自身、ブログ運営し始めてまだ3ヶ月のペーペーではありますが、本業や副業、また日常生活において、うまく循環し始めているという実感もあり、今回このようにおすすめさせていただきました。
難しく考え込まず、まずはブログで日々を綴ってみませんか!