これまで医療機関やマーケティング会社を対象に、15年程、SaaS営業に従事してまいりました。リーダー、マネージャー、営業部長と、現場から管理職まで一通りの営業経験をしており、現在は営業フリーランスとしても活動しております。
「このままでいいのか?」と感じたら、それはチャンス。
毎日数字に追われ、土日も仕事のことで頭がいっぱい。
頑張っているはずなのに、なぜか評価されない。
ふと、「この会社でずっと働くのかな」と不安になる…。
そんな悩みを抱える営業マンは、実はとても多いものです。
でも、安心してください。あなたが感じているその違和感こそ、“転職”を考えるべきタイミングです。
今回は、「営業からの転職」を前向きに捉えるための視点と、後悔しないキャリアの選び方を解説します。
今回は、そのような「営業マンの転職は“逃げ”じゃない!キャリアアップを加速させる3つの視点とは?」について、まとめていきます。
- 日々の営業活動に行き詰まりを感じている人
- 営業マンとしてのキャリアについて悩んでいる人
- 今こそ何かを変えたいと思っている人
- どうにか今の現状を打開したいと模索している人
目次
- 目次
- なぜ営業マンの転職市場価値は高いのか?
- よくある営業マンの「転職を迷う3つの理由」
- 営業経験を活かしてキャリアアップするための3ステップ
- 転職=キャリアの再設計。後ろ向きではなく、前向きな選択を
- 実際に転職してキャリアアップした営業マンの声
- まとめ:営業マンこそ、転職を“戦略的に使う”べき
なぜ営業マンの転職市場価値は高いのか?

営業職は、あらゆる業界で求められている“実践型スキル”のかたまりです。
営業経験者は、転職市場で以下のような強みを持っています。
実績が数字で可視化できる
「月間○件受注」「前年比○%成長」など、成果を具体的にアピールできる。
コミュニケーション能力が高い
顧客折衝・プレゼン・クロージングなど、どこでも活きる汎用スキル。
タフさ・忍耐力・切り替え力がある
挫折を知っているからこそ、どんな環境でも耐えられる。
つまり営業経験者は、他職種と比べても“ポータブルスキル”を持った即戦力人材として重宝されるのです。
よくある営業マンの「転職を迷う3つの理由」

1. 「今辞めたら逃げだと思われるのでは…」
➡ “逃げること”と“戦略的に退くこと”は違う。
むしろ何年も我慢してスキルの伸びない環境に居続ける方が、キャリア的にはリスクです。
2. 「今よりいい会社があるかわからない」
➡ だからこそ情報収集が重要。
転職サイトの登録やエージェントとの面談だけでも、自分の市場価値を知るきっかけになります。
3. 「営業しかやってない自分に何ができるのか不安」
➡ 営業は“なにもしてない”ではなく、“多くのことをしてきた”職種。
実際、営業職からマーケティング・人事・企画・カスタマーサクセスなどへの転職も多くあります。
営業経験を活かしてキャリアアップするための3ステップ

Step 1|まずは「現職に残る理由」を整理する
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本当にやりたい仕事なのか?
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人間関係がいいから?惰性だから?
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このまま3年後に後悔しないか?
「今の会社を選び直すとしたら、もう一度入社するか?」
この問いに「Yes」と言えないなら、変化の時です。
Step 2|「転職の軸」を明確にする
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年収を上げたいのか?
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働き方(残業・土日)を変えたいのか?
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成長業界に移りたいのか?
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自分の市場価値を知りたいだけなのか?
ここがブレると、転職後に「思ってたのと違った」となりがち。
キャリアの軸を持つことで、会社に“選ばれる”から“会社を選ぶ”立場へと変わっていきます。
Step 3|“今のうちに”転職活動の準備をしておく
転職活動は、いますぐ辞めるための準備ではありません。
チャンスが来たときにすぐ動けるよう、以下の準備だけでも進めておきましょう。
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職務経歴書を作成・更新
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転職エージェントに登録して「市場価値」を把握
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気になる企業をリスト化して定期的にチェック
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副業・資格など、次の仕事で役立つスキルを少しずつ磨く
転職=キャリアの再設計。後ろ向きではなく、前向きな選択を

営業から転職することは、決して“後退”ではありません。
むしろ、「もっと成長できる場所で力を発揮したい」という前向きな挑戦です。
現職で燃え尽きる前に、選択肢を持っておくことが、あなたの人生の“保険”になります。
実際に転職してキャリアアップした営業マンの声
「営業からマーケティング職へ。現場の視点を活かせて、毎日が楽しい」
(29歳・人材業界 → IT企業マーケ職)
「自社商品への違和感が拭えず転職。いまは胸を張って提案できる」
(32歳・不動産営業 → SaaS営業)
「初めての転職は不安だったけど、準備をしていたから焦らず動けた」
(26歳・広告営業 → ベンチャー広報)
まとめ:営業マンこそ、転職を“戦略的に使う”べき

今回は、「営業マンの転職は“逃げ”じゃない!キャリアアップを加速させる3つの視点とは?」について、まとめてみました。
営業は厳しい世界です。
でもだからこそ、努力してきたことが“転職市場で評価されやすい”職種でもあります。
あなたの経験は、必ずどこかの企業にとっての「即戦力」です。
まずは、自分の強みと可能性に気づき、選択肢を持つところから始めてみませんか?