これまで医療機関やマーケティング会社を対象に、15年程、SaaS営業に従事してまいりました。リーダー、マネージャー、営業部長と、現場から管理職まで一通りの営業経験をしており、現在は営業フリーランスとしても活動しております。
「営業って、こんなに退屈だったっけ？」
「営業職って毎日同じことの繰り返し」
「アポ取りとノルマに追われるだけ」
「このまま続けてて、何か意味あるのかな…？」
若手営業マンとして仕事に慣れてきた頃、ふとそんな風に思ったことはありませんか？
最初は新鮮だった営業の仕事も、ルーティンに感じたり、成果が出なくて面白さを感じられなかったり…。
けれど、それはあなただけではありません。
実は多くの営業パーソンが一度は通る道なんです。
この記事では、 「営業職がつまらない」と感じる本当の理由と、
やりがいを再発見するための考え方、行動のヒントをご紹介します。
今回は、そのような「【営業職がつまらないと感じたあなたへ】それは「終わり」じゃない！やりがいを取り戻す5つの視点とは？」について、まとめていきます。
- 日々の営業活動に行き詰まりを感じている人
- 営業マンとしてのキャリアについて悩んでいる人
- 今こそ何かを変えたいと思っている人
- どうにか今の現状を打開したいと模索している人
目次
- 目次
- 営業職が“つまらなくなる瞬間”とは？
- でもちょっと待って。それ、“つまらない”のではなく“飽きただけ”かも？
- 営業が楽しくなる“5つの視点チェンジ”
- どうしてもつまらないなら、“動いても”いい
- まとめ：つまらなさの中に“成長の芽”がある
営業職が“つまらなくなる瞬間”とは？
まずは「なぜ営業職がつまらないと感じるのか？」その理由を整理してみましょう。
① 成果が出ない・評価されない
頑張っても契約が取れなかったり、結果が数字に現れないと、仕事が空虚に感じやすくなります。
② ルーティン化して刺激がない
毎日似たような顧客対応、同じような商材…。
特にテレアポや飛び込みなどが続くと、「またこれか…」と感じてしまいがちです。
③ 人間関係・社内文化に疲れる
上司からのプレッシャーや、ピリピリした空気感。営業組織特有の“数字文化”に嫌気がさすことも。
④ そもそも自分に向いてない気がする
「話すのが得意だと思ってたけど、売るのは違うかも…」
そんなギャップを感じている人もいます。
でもちょっと待って。それ、“つまらない”のではなく“飽きただけ”かも？
実は「つまらない＝向いてない」ではありません。
営業という仕事は、慣れた時に“作業化”しやすい職種でもあります。
初期のドキドキがなくなり、成功体験がルーティンになり、挑戦しなくても回せてしまう。
その結果、「やりがいを感じられない＝つまらない」と思ってしまう人が多いのです。
でも、それって裏を返せば、
- “こなせるレベルに成長した”という証拠
- “次のステージに進むべきタイミング”とも言えます
営業が楽しくなる“5つの視点チェンジ”
ここからは、「営業職がつまらない」と感じたときに試してほしい、視点の変え方をご紹介します。
① “売る”ことより“役に立つ”ことに集中してみる
売上やノルマを意識しすぎると、「押し売りしているようで嫌」と感じる瞬間もあるはず。
そんな時は、「お客様にとって本当に必要なものを提案する」ことに意識を置いてみてください。
すると、
- 提案が通ったときのやりがいが倍増
- クレームも減り、リピートが増える
- 「ありがとう」と言われる機会が増える
“売ること＝感謝されること”だと実感できれば、営業の印象はガラッと変わります。
② “売る相手”を変えてみる
今の顧客層や商材がどうしても合わないなら、異動・転職で営業スタイルを変えるのも手です。
＜例＞
- 個人向け→法人向けに変える
- 飛び込み→インサイドセールスに変える
- 新規営業→既存顧客フォローに変える
同じ「営業」でも、業界や手法が変わるだけで全く別の仕事のように感じられることも。
③ 小さな成功を“自分で評価”するクセをつける
営業は結果が数字で評価される仕事。
でも、そこに至るまでのプロセスも立派な成果です。
- アポ率が少し上がった
- クライアントと初めて雑談できた
- 上司から「最近いいね」と言われた
自分の中で“良かったこと”を見つける癖をつけると、自己肯定感が積み上がり、仕事が前向きに見えてきます。
④ “誰かのために頑張る”という視点を持つ
例えば、
- お世話になった先輩に恩返ししたい
- 同期に負けたくない
- 家族や恋人を安心させたい
そうした“自分以外の誰か”の存在が、営業のモチベーションになることも多いです。
⑤ 将来にどう活きるか、を考えてみる
営業で得られるスキルは汎用性が高く、
- プレゼン力
- 課題解決力
- 顧客折衝力
- データ分析力
- チームとの調整力
これらはどんな業界・職種でも通用する“武器”です。
「この経験が未来にどう活きるか？」という視点を持つと、今の時間がぐっと価値あるものに変わります。
どうしてもつまらないなら、“動いても”いい
「もう努力した。視点も変えた。でもやっぱり違う」と感じたら、無理して続けなくてOKです。
営業経験がある人は、以下のような職種にも転職しやすいです。
- カスタマーサクセス（顧客フォロー専門）
- マーケティング職（営業視点が重宝される）
- 企画・コンサルティング（提案型職種）
- インサイドセールス（営業要素を残しつつデスクワーク中心）
- マネジメント・教育系（後輩育成）
“営業でしか生きていけない”なんてことはありません。
営業をやった経験は、次のキャリアで必ず活きます。
まとめ：つまらなさの中に“成長の芽”がある
今回は、「【営業職がつまらないと感じたあなたへ】それは「終わり」じゃない！やりがいを取り戻す5つの視点とは？」について、まとめてみました。
- 「営業がつまらない」と思うのは、自分が変化を求めているサイン
- “視点”を少し変えるだけで、やりがいは取り戻せる
- どうしても無理なら、キャリアの方向転換も立派な選択肢
どんなに優秀な営業マンでも、最初はみんな悩みながら進んでいます。
その「つまらない」は、自分をアップデートするチャンスかもしれません。
