おはこんにちばん。
少し前のお話になりますが、今年の初めに、体調不良に伴い入院致しました。
昨今の新型コロナウィルス...という訳ではなく、「急性扁桃炎」と診断され2週間近く高熱にうなされておりました。
現在は無事回復しており、お陰様で元気にブログを書いております。
幸い、民間の保険会社の医療保険に加入していたこともあり、一部入院費用については「保険金・給付金」という形で補填できました。
今回は、入院に伴い、初めて「入院給付金の請求」を行いましたので、既に退院されてお元気な方、これから入院される可能性のある方(縁起でもない)のご参考になれると嬉しいです。
- 最近、ご自身や身の回りで入院を経験された人
- 入院給付金の請求方法や手順について調べている人
- 入院給付金を受給し、収入や税金についてお悩みの人
- 既に医療保険に加入している人
- これから医療保険の加入を検討している人
目次
入院給付金とは
医療保険の基本的な保障の1つで、病気やケガで入院した時に保険会社から支払われるお金のこと。入院に伴い発生する出費や、収入減をカバーすることができるという側面があります。
給付額については、医療保険加入者の契約内容によりますが、一般的に入院1日あたり5,000円や10,000円等の給付金額の設定がされています。
入院給付金は、病気やケガの治療を目的とする入院が対象となりますので、人間ドックや健康診断のような検査を目的とする(治療を目的としない)入院は対象外となることがほとんどです。
入院給付金の保障タイプ
入院日数に応じて保障される日額が一般的。「入院給付金日額×入院日数」の金額が保障されるため、入院日数が長くなるほど、支払われる入院給付金の総額も多くなります。
一入院あたりの支払限度日数も、「30日/60日/120日/180日/360日/365日/720日」と、保険会社や保険商品により保障範囲も様々になります。
最近では、入院日数にかかわらず入院時の支出に備えるべく、「日額+一時金」「一時金保障」などの、日額タイプ以外の保険商品、特約(保障のオプション)のある保険商品も存在します。
入院給付金の請求手順
- 加入先の保険会社へ連絡
- 保険会社へ必要書類を提出
- 保険会社による入院給付金の支払い可否確認
- 給付金受取の内容/金額の確認
- 加入先の保険会社へ連絡
加入している保険の「証券番号」「被保険者名(保険の対象者)」「入院日(期間)」「病名」「手術の有無」をお知らせする。加入している保険内容/特約によっては、支払い対象外の可能性もあるため、連絡時に可能な限りに伝えることが大切である。 - 保険会社へ必要書類を提出
保険会社より、請求に必要な書類(請求書/診断書など(保険会社により多少異なる)の案内が届く。それに従い必要書類を準備し、保険会社へ提出する。 -
保険会社による入院給付金の支払い可否確認
保険会社にて送付書類を確認し、保障内容との相違がなか(支払対象かどうか)を判断する。その後、支払対象と判断された場合に、給付金を受け取れる。 -
給付金受取の内容/金額の確認
給付金は、受取人指定の金融機関口座に振り込まれる。保険会社より給付金受取の内容/金額の明細書が送付されるので、内容を確認する。
※給付金の請求権の時効は、約款で一般的に3年と定められているみたい。
入院給付金の請求結果
入院給付金日額:5000円/日
入院日数:6日間
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計:30000円
やりました!!
入院費には到底足りませんが、だいぶありがたい。
毎月保険料支払っている分、当然か...(笑)
入院給付金と税金
入院給付金を受給した場合、給付金は課税扱いになるのでしょうか?
その答えとしては、入院給付金や手術給付金のような給付金については、金額に関わらず非課税になります。
具体的には、所得税法施行令第30条第1号の中には、「損害保険契約に基づく保険金及び生命保険契約に基づく給付金で、身体の傷害に基因して支払を受けるもの並びに心身に加えられた損害につき支払を受ける慰謝料その他の損害賠償金」(一部要約)は、非課税になることがしっかりと明記されております。
入院給付金以外に非課税となる主な給付金・保険金
- 入院給付金
- 手術給付金
- 通院給付金
- 疾病(災害)療養給付金
- 障害保険金(給付金)
- 特定損傷給付金
- がん診断給付金
- 特定疾病(三大疾病)保険金
- 先進医療給付金
- 高度障害保険金(給付金)
- リビング・ニーズ特約保険金
- 介護保険金(一時金・年金)
など
入院給付金を請求してみた感想
おすすめするポイント
やはり普段、入院すること自体を想定していないので、突然の出費に対して、多少なりとも給付金/一時金という形で補填できるのはかなり助かる。そして、何気に嬉しい。
おすすめしないポイント
毎月、保険料を積み立てていると考えると、支払われて当然といえば当然。何事もなく入院もしていないのであれば、むしろ損。また、加入する医療保険によっては、「掛け捨てタイプ」とかで、解約すると返戻金も何もない。
総合的な評価
色々な保険会社や保険商品、内容もまちまちではあると思うが、私個人としては引き続き加入したままで良いかなという印象。
- 保険料:2500円くらい/月✕12か月=年間3万円
- 支払限度日数:60日型
- 健康祝金:5年間健康(連続10日間の入院なし)であれば5万円バック
- 加入年数:4年目
5年間の支出:3万円✕5年間=15万円
5年間の収入:今回の入院費3万円+5万円(健康祝金)=8万円
5年間の収支:8万円ー15万円=-7万円
費用面だけで見ると、保険に加入せず純粋に「3万円の積立貯金を5年間実施」した方が良さそう。
ただ、
- 人は老いる → 入院する可能性は、これまでより増える可能性高い
- 老いて保険加入する → 保険料は高くなる
- 保険は安心を買うもの
- 5年間の積立貯金を自発的に継続できる自信がない
なので、一旦はステイでもいいかなと。
引き続き、加入しつつ状況変わったら、また見直そうかなと。
医療保険へ加入する時に重要なポイント
これから医療保険の加入をお考えの方、または既に医療保険にご加入済みの方も、ご参照頂けると嬉しいです。詳細は、各民間保険会社や保険商品によっても異なるため、下記の
- そもそも民間医療保険の要否について考える
- 必要な保障内容を選ぶ/確認する
- 保険期間や支払方法を選ぶ
- 保険料を元に家計への負担と給付のバランスを考える
- 保険商品の契約
ご加入までの流れとしては、おおよそ上記のようなイメージとなります。一定期間経過するとご契約内容についても忘れてしまうので、定期的に中身の確認/利用シーンについて振り返ることをおすすめします。
実は、 医療保険によっても、加入しても保障されないケースや5日間以上の入院じゃないと対象とならないケースもございます。最近、保険を見直していないという人は、再度保障内容の確認と見直しの検討をしてみてはいかがでしょうか。
まとめ
今回は、「はじめての入院給付金の請求」というテーマでまとめてみました。
いざという時に効果を発揮する保険商品ですが、実際の保険内容や保障対象など、中身について詳しく把握されている方は多くないのではないでしょうか。
「知人から紹介されたから付き合いで加入している」
「周りがみんな入っているから加入して損はないかな」
私もその一人でした。笑
今回の入院をきっかけに、色々と自分事化されましたが、これから医療保険の加入をお考えの方、または既に医療保険にご加入済みの方も、ご参考にして頂けると嬉しいです。
今後起こりうる先の未来をバチっと予想するなんて無理です。
できたら天才!...いややっぱ無理です!
起こりうるであろうリスクに対して、あらかじめ予防線を引いておくためには、保険商品という選択肢もあるのではないでしょうか。
私も今回の入院をきっかけに、加入済みの保険商品の中身を具体的に見た人間の一人ですので、今一度、振り返る良い機会ではないでしょうか。
自身に起こりうるであろうリスクへの対処、影響を及ぼしうる周囲の方への配慮の一つとして、少しでもリスク管理/人生計画をしていきましょう!