おはこんにちばん。
普段はもっぱらビジネス書や自己啓発本を中心に、本を読む機会が多いのですが、ひょんなきっかけで「とある小説」を手にした。
正直、これまで小説については、途中で飽きてしまい読みきれないことがほとんどで、読み切った後もあまり何も残らないことが多かった。
こんなにも短期間に、集中して読破できたのは、初めてかもしれない。
きっかけは、たまたま流し見していた「王様のブランチ」で紹介されており、自分が過去に経験したこととも照らし合わせやすいと思い、興味本位で一回読んで見ようとした。
ただ、本屋さんを4〜5件回ったものの、どこもかしこも売り切れ続出。
(王様のブランチ効果、恐るべし...自分もその一人か。笑)
(そもそもこの筆者って、そんな有名だったんだ。笑)
WEBで購入するにも入荷待ちの状態で、2週間ほど待つ破目に。
今は増刷されたのか、ようやく手元に届き、読書を開始。
仕事や家事、育児の兼ね合いもあり、まとまった時間が取れず、嫁とこどもが熟睡した夜23:00から読み始める。
・・・
朝4:30。読み終える。
まずは、1時間くらい読んで、次の日に備えて寝る予定だったが、あらよあらよと進む進む。この章だけ、今日はここまでと止めようとするにも、好奇心が勝ってしまい、気付けば明け方に読み切っていた。
書籍としては、「嫌われる勇気」を読んだ時と同じような衝撃。。。
内容は全然違いますが、一応こちらも衝撃を受けた作品なので、末尾で改めておすすめしておきます。
すらすらと読み続けられる、かなりおすすめの本なので、ご興味ある方はこの機会にぜひ読まれることをおすすめします。
本気で良い本!面白い!
ちなみに、私は、この作者の別の本にも手を出してみようかなと考えております。
目次
本のあらすじ
成長著しいIT企業「スピラリンクス」で行われる新卒採用活動。最終選考に残った6人の就活生に与えられた課題は、一カ月後までに最高のチームを作り上げ、グループディスカッションをするというものだった。全員で内定を勝ち取るため、6人の学生たちは交流を深めていくが、本番直前に課題の変更が通達される。それは、「6人の中から1人の内定者を決める」こと。仲間だったはずの6人は、ひとつの席を奪い合うライバルになった。内定を賭けた議論が進む中、6通の封筒が発見される。個人名が書かれた封筒を開けると、告発文の数々。彼ら六人の嘘と罪とは。そして「犯人」の目的とは。伏線の狙撃手・浅倉秋成が仕掛ける、究極の心理戦。
こんな人におすすめ
- 就職活動中の学生や就職活動を経て社会に出られた方
シーンとしては、就職活動中に起こる問題を題材にしており、就職活動中の学生や過去に就職活動していた方にはおすすめ。あの時のあの感覚が鮮明に描写されているため、ご自身のシチュエーションと照らし合わせやすい。 - 推理小説やミステリー小説がお好きな方/初めての方
点と点がつながっていくあの感覚がお好きな方には、かなりおすすめ。読みごたえはあるものの、情報過多すぎない表現が多く初心者でもかなり読みやすい。 - 身の回りの人間関係にお悩みの方
人間の本能として、どうしても人の好き嫌いや人に優劣を付けるのが当たり前だと思う。ただ、目の前の情報に縛られず、本質的な考えを促してくれる。人間関係にお悩みの方にはおすすめ。
本を読んだ感想
- ストーリー展開が面白い
- 情報量が多すぎず適切な表現が多いので、かなり読みやすい
- 伏線回収の度に鳥肌立つ
- ことごとく予想が外れる(4回は騙された)
- 自分だったら、どういう行動をするかなぁと一回本気で考える
- 自分がちっぽけであることを認識する
- 人の見方が変わる
- 過去の就職活動時の思い出に浸る。笑
まとめ
もともと小説を読む習慣がなく、避けていた側面も多いですが、初めての感覚に近い作品でした。
単純に「予想が外れた」「騙された」というような感動だけではなく、自分を振り返り、再認識するきっかけをくれる作品です。自分の考え方が、いかにしょぼくてちんけなのかがわかります。
すらすらと読み続けられる、かなりおすすめの本なので、ご興味ある方はこの機会にぜひ読まれることをおすすめします。私も、この作者の別の本にも手を出してみようと思います。
一つの事象だけで測らない、そんなヒトになっていきましょう!
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