これまで医療機関やマーケティング会社を対象に、15年程、SaaS営業に従事してまいりました。リーダー、マネージャー、営業部長と、現場から管理職まで一通りの営業経験をしており、現在は営業フリーランスとしても活動しております。
「営業って、きつい・しんどい仕事だと思っていた」
そんなイメージを覆すように、「営業職が楽しすぎて仕方ない!」と語る人たちがいます。
実は、営業職は“正しいマインド”と“好循環の仕組み”をつくることで、ストレスが減り、成果も上がり、やりがいに満ちた仕事になります。
本記事では、営業職を楽しめるようになるまでの“好循環の作り方”と、それを支える考え方や行動習慣を解説します。
今回は、そのような「営業職が楽しすぎると感じてしまう好循環の作り方|やりがいが見つかる営業スタイルとは?」について、まとめていきます。
- 日々の営業活動に行き詰まりを感じている人
- 営業マンとしてのキャリアについて悩んでいる人
- 今こそ何かを変えたいと思っている人
- どうにか今の現状を打開したいと模索している人
目次
- 目次
- 「営業職が楽しい」と感じられる人に共通する特徴とは?
- 営業職が「楽しすぎる」と感じるようになる“好循環”とは?
- 楽しく営業するための5つの行動習慣
- 営業職をもっと楽しむために|キャリアの視野を広げよう
- まとめ:営業は「きつい」から「楽しすぎる」仕事になる
「営業職が楽しい」と感じられる人に共通する特徴とは?

営業職を「楽しめる人」と「つらいと感じる人」では、日々の考え方や仕事への向き合い方に大きな違いがあります。
では、営業を楽しく感じている人たちに共通する特徴とは何でしょうか?
成果だけでなく、“プロセス”にやりがいを感じている
目標達成や契約獲得といった“結果”はもちろん重要ですが、それだけに固執してしまうと、プレッシャーや焦りが強くなります。
一方、営業を楽しんでいる人は「お客様と信頼関係ができた瞬間」や「課題を解決できたときの達成感」といった日々の小さな成功体験を積み重ねているのです。
自分なりの“営業スタイル”を持っている
トップ営業マンの真似をしてもうまくいかない…そんな経験はありませんか?
楽しんで営業している人は、自分の性格や強みを理解し、無理なく結果につながる営業スタイルを確立しています。
信頼されること自体がモチベーション
「この人なら相談できる」「あなたから買いたい」と言われたときこそ、営業職における最大のやりがいを感じる瞬間です。
成果より“関係性”に重きを置く人ほど、営業職を長く楽しめる傾向があります。
営業職が「楽しすぎる」と感じるようになる“好循環”とは?

営業が楽しくなるには、「結果が出る → 自信がつく → お客様に好かれる → さらに結果が出る」という好循環をつくることがカギです。
以下は、実際に多くの若手営業マンが「営業が楽しくなった」と実感した“成長の流れ”です。
【STEP1】小さな成功体験を積み上げる
初めから大口契約や大きな成果を狙うのではなく、まずは「提案を興味深く聞いてもらえた」「資料が褒められた」など、**日常の些細な成功を“自分で認める習慣”**を持ちましょう。
【STEP2】自分の営業スタイルを磨く
自分の強み(ヒアリング力/分析力/誠実さ/提案力)を言語化し、それに合った営業手法を磨くことで、自然体でも成果が出せるようになります。
【STEP3】お客様との関係性を楽しむ
「売るため」ではなく「お客様と会話を楽しむ」「役に立つ存在になる」ことを意識することで、営業のストレスは大きく軽減されます。
“信頼関係づくり”を第一に考えるスタイルが、好循環の起点になります。
【STEP4】行動が成果につながり、自己効力感が高まる
「やっていることに意味がある」と実感できると、自信ややりがいが生まれ、自然とポジティブな行動が取れるようになります。この状態が続くと、営業が「楽しい」と心から思えるようになります。
楽しく営業するための5つの行動習慣

営業職が楽しくなるためには、日々の行動にも小さな工夫が必要です。
以下の5つは、実際に楽しんで営業している人たちが意識している行動習慣です。
① 朝一番に「今日の小目標」を決める
「1件でも笑顔で挨拶する」「お客様の話を8割以上聞く」など、小さな行動目標を決めることで、達成感が増します。
② 雑談や人間味ある会話を大切にする
信頼される営業は、商品説明よりも“人間関係づくり”に力を入れます。楽しく話せる相手になることが、営業成功の近道です。
③ 自分を客観視する習慣を持つ
「今日は何が良かったか?どこを改善すべきか?」を振り返ることで、成長実感が得られます。週1回の振り返り日記も効果的です。
④ 成果より“感謝”に目を向ける
成約の有無にかかわらず「来てくれてありがとう」「話してくれて助かった」と言ってもらえたら、その価値を自分の中でしっかり感じましょう。
⑤ 自分の機嫌を自分で取る
好きな音楽を聞く、カフェで作業する、仲間と情報交換するなど、“楽しい気分”をつくる工夫も、営業力のうちです。
営業職をもっと楽しむために|キャリアの視野を広げよう

営業職が楽しすぎると感じている人の多くは、自分のキャリアを「売ること」だけに限定せず、“自分がどんな価値を届けられる人か”という視点で見ています。
たとえば…
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もっと顧客の課題解決に寄与したい
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営業の経験を活かして企画職やマーケティングに挑戦したい
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営業スキルを活かして独立・副業に挑戦したい
こうした中長期的なビジョンを持つことで、日々の営業活動がもっと面白くなります。
キャリアコーチングで「楽しい営業人生」を戦略的に考える
キャリアに迷いがある方は、営業職に強いキャリアコーチングを活用して、自分に合った営業スタイルや今後の方向性を一緒に設計してみるのもおすすめです。
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営業スタイルの整理(提案型?関係構築型?)
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キャリアの選択肢(営業続行/異動/転職/独立)
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行動習慣の最適化(時間の使い方、タスク管理、対話の質)
まとめ:営業は「きつい」から「楽しすぎる」仕事になる

今回は、「営業職が楽しすぎると感じてしまう好循環の作り方|やりがいが見つかる営業スタイルとは?」について、まとめてみました。
営業職は、自分次第で“やりがい”と“楽しさ”を大きく感じられる仕事です。
成果を追いすぎて苦しくなっている人は、一度立ち止まり、「小さな成功体験」や「お客様との関係性」に目を向けてみてください。
営業スキルの向上と、感情面の好循環が合わさったとき、営業という仕事は本当に「楽しい」と感じられるようになります。